「三天才DEモンハン」
注:モンスターハ●ターパロディです、豪華?2本立て!!
その1
「俺はあああああ!!勝利に!!飢えているッ!!乾いているうぅぅう!!」
「あああっ!!リョウ!!まってよ!!今突っ込んだら…レウスの尻尾が・・・・・・・・・ああああ」
太刀をぶんまわしてリョウが突撃してしまった、盾もない俺のボウガンでは援護もできない。
怖くなって目を閉じようとすると
「大丈夫だよ、リョウなら」
ポヨン、ペロン、モヨン♪と気の抜けるウクレレ型狩猟笛を鳴らしリョウの援護をしながらフブキが笑う。
何度聞いてもこの音色を聞いて攻撃力がアップする原理がまったくもってわからない!!
初めて聞いたときもあまりの酷さにリョウと二人で
『…その音どうにかならないのか?』
『…むしろ脱力する』
と、抗議をしたものだ。
…まあ、アロハシャツを着て狩場に来てるフブキに何を言ってもムダな気がするが。
思考の海に現実逃避していたが、気を取り直してリョウとレウスのほうを見ると…
…信じられない、レウスの尻尾を華麗に避けて足元に大タル爆弾Gを設置してる…!!
「よ、よし、じゃあアレを俺が撃てば」
「あ」
ボウガンを構えてリョウが離れるのをまとうとしたが…フブキが焦ったような声を漏らす。
「エボリューションレザルトバアアアアストオオオオオオ!!ゴレンダァア!!」
ちょいっとリョウがキックをして起爆した。
…当たり前だけどリョウは爆風に巻き込まれて(っていうか爆心地だ)レウスごと吹っ飛んだ。
「あらら、これは仕切りなおしかなあ」
「ばかっ!!早くリョウを助けにいかないと!!」
アハハと笑うフブキに頭が痛い。
…俺、入るパーティー間違えたかもしれない。
フジワラ@リオレウス討伐中のぼやき…おわる
その2
狩りが終わって街の酒場で食事をしている時だったけれど、バンと机を叩いて立ち上がる。
「突然だけど、パーティー解散しようとおもう」
「ふえほほふ?」
「・・・フブキ、口のものを飲み込んでから喋るんだ」
「・・・ふう、突然どうしたんだいフジワラ」
きゅっきゅっとハンカチで汚れた口を拭いてフブキが首を傾げる。
わかってないのかよ。
「・・・ここしばらくの狩りの成果を思い出せよ!!」
先日のリオレウスはリョウの自爆でリョウが吹き飛んでリタイア。
前々回はゲリョスの閃光でフブキとリョウがくらくらしているところを長い尻尾に吹き飛ばされて終了。
前前々回はトトスのブレスを俺が避けきれずリタイア。
「・・・ぜんぜん狩りになっていないんだ!!ぐだぐだになったんだよ!!だから解散なんだ!!」
「まあ、確かに赤字だものねぇ」
僕らはいいとしても弾代がかかるフジワラは辛いよねえ
ぽよんぺろんとウクレレ型の狩猟笛をフブキが弾いて笑う。
「俺としてもこの結果は不本意だが、まあしかたあるまい」
難しい顔をしてリョウが頷く。
・・・こういう会話をして反省していると、やっぱり3人で狩りに行こうかなという風に思ってしまうが心を鬼にする。
「・・・じゃあな、二人とも」
がたんと立ち上がる。
「気をつけていけ」
「うん、いってらっしゃい。じゃあまたねー」
酷くあっさりした別れだった。
・・・別に寂しくなんかない。
あの二人に出合う前は一人だったのだ。
昔に戻っただけだ。
・・・だけど、なんでこう、寂しいのだろう。
「そりゃ、フジワラがその二人のこと大事な仲間だって思っているからだろ?
この依頼が終わったら帰ってやれよ?」
がらごろと狩り場に向かう馬車の中で今回のパートナーであるジュウダイというハンターが笑う。
「それはどうなるかわからないよ、このままジュウダイと組むかもしれないじゃないか」
大剣使いのジュウダイにライトボウガンの俺だから相性はいい。
「ん〜、それは難しいかな、アイツ嫉妬深いから」
現場で合流するというもう一人のハンターの事だろうか
ジュウダイはいつもそのハンターと組んで狩りをしているらしい。
・・・ならばなぜ俺もそのパーティーに混じっているかといえば、いろいろあるらしいが聞いていない。
実際にあえばわかるらしい。
などと考えている間にキャンプに到着した。
「支給品はまだみたいだな、まあいつものことか」
と、ボックスを一瞥してスタスタとジュウダイがエリア1と区分された広い広場にむかってしまう。
「・・・あれ?もう一人の人は?」
「あー多分エリア1にいるよ、アイツの体じゃキャンプは入れないから」
なんだかおかしいことを聞いたような気がする。
「まあ、みたらわかるって」とジュウダイは先ほどからそればかりだ。
そして、エリア1に出て・・・
グアアアアアアアアアアアと嬉しげに鳴く黒いドラゴンと、
「ごめんなユベル、待たせた」
ニコニコとジュウダイがそのドラゴンの鼻先をなでてやるのを見て、
なんとなく、ジュウダイが言ったことを納得した。
「紹介するぜ、俺の相棒のユベル」
オレンジと緑色のオッドアイに額にある3個目の瞳がじっと俺を見つめる。
見たことない種類の竜・・・じゃなくて、ものすごく知性を感じる瞳だ。
言葉は喋れないとしても、こちらの言葉はすべて理解しているだろう。
っていうかさ、俺いらない子じゃない?
「いや、今回の相手・・・洞窟とか狭いトコに生息してるからさ、ユベルが一緒に戦えないから
俺にサポートを用意しないとって勝手にユベルがギルドに申請してさー」
はははと笑うジュウダイの装備はアカムトルムを倒したものだけが手に入れることができる装備だし、
アカムはあのユベルとか言うドラゴンがサポートしただけで倒せる奴じゃない。
それに動作だけを見てもかなりの使い手だと俺でもわかる。
・・・なんていうか、フルフルぐらいジュウダイ一人で倒せると思うのだけど。
それから先ほどからユベルの3つの視線が痛い、痛い上に怖いよフブキ!!リョウ!!
俺、入るパーティー間違えた気がする。
・・・フブキのアロハシャツ姿と気の抜けるウクレレ型笛と
リョウの高笑いと共に爆発炎上する爆弾が懐かしいです。
フジワラ@フルフル狩り討伐前のぼやき…おわる。
09/08/03up
モンハンが!トライが!!とかポワーンと妄想していたら
チャット中その話題で盛り上がりテテテテとポメラとかブログの追記に書いたものをまとめてみた。
すみません、私と晴波さんだけが楽しいよ!!ハッハッハ!!そんなネタでした。
目次へ